合わせるは「2つ以上のものを1つにすること」。
漠然としていますが、2つ以上のものを1つにするようなときに広く使うことができる言葉です。
併せるは「2つ以上のことをまとめて行うこと」。
1つのことに集中するわけではなく、2つ以上のことに対して同時に行っていくようなケースで使います。
ものを1つにするわけではない点が特徴です。
「合わせる」の意味
合わせるとは、2つ以上のものを1つにすることです。
これはいろいろなケースで使うことができ、使用可能なシーンは無限に存在するでしょう。
2つ以上のものを1つにした結果、元々存在したものが消える、形を消すことが多々あるのが特徴です。
合わせるに関しては目に見えないものを対象にすることもありますけど、具体的なモノを対象にすることが多いです。
「併せる」の意味
併せるとは、2つ以上のことを同時に行うというケースで使うことが多いです。
合わせると同じような使い方を全くしないわけではありませんけど、どちらかと言えば、併せるに関しては行動そのものを対象にすることが多いです。
つまり、目に見えるものを対象にせず、具体的なもの以外に対して使っていくことになるので、そこが特徴です。
「合わせる」と「併せる」の用法や用例
「銀行同士が合わさると、全く別の銀行になった気分だな。
銀行の名前も一新されるケースが多いからな。
元のそれぞれの名前を全く残さないところはどの銀行が合わさったのか、あとから判別ができないよ。」
「とにかく時間がないから、あの仕事とこの仕事を同時に併せることにする。
本来そういうやり方はとりたくないのだが、この際仕方ないだろう。」
合わせると併せるは対象にするものが違う
合わせると併せるに関しては同じような意味になっているものの、対象にするものが異なっているのです。
合わせるは具体的なものであり、目に見えるものが多いですけど、併せるは行為を対象にすることが多いです。
したがって、そこに違いがあります。
区別するときにはややこしい部分もあるわけですが、こういった部分を参考に違いを認識していくと良いです。