検品は、「製品の質を検査すること」。
例えば、企業で大量の部品を生産する時にその部品の質にばらつきがないかを検査することを検品と言います。
検品に問題があると、企業は原因究明を急ぐ必要があります。
査定は、「依頼者から受け取った商品に金額を決めること」。
例えば、古本屋に本を売りに来た人の商品に値段を決めることを査定といいます。
査定後は、依頼者が査定をする人に値段の交渉をする場合があり、値段が少し変わることがあります。
「検品」は、製品の質を検査すること
例えば、大量の車の部品を生産する時にその部品の質にばらつきがないかを検査することを検品と言います。
この検品の時に部品に欠陥が見つかれば、生産ラインを止めて急いで原因究明をします。
なぜなら、欠陥品を車に使うと故障するだけでなく命にかかわるからです。
そして、その欠陥品が継続的に生産されていたことが分かった場合、その部品を使用した車をリコールする必要があります。
「査定」は、依頼者から受け取った商品に金額を決めること
例えば、ブランド買い取り専門店にブランド品を売りに来た人の商品に値段を決めることを査定と言います。
査定後、決まった商品の値段に関して依頼者と交渉する場合があります。
その交渉が成功すると、査定金額が少し上がることもあります。
失敗すれば査定金額のまま買い取る場合が多いです。
稀に、査定額に不満があり買い取りをやめる人もいます。
「検品」と「査定」の用法や用例
「検品」は商品の品質に問題がないかを調べるときに使用します。
「査定」は依頼者が持ってきた商品の値段を決定するときに使用します。
前者は、商品の品質のみ調べています。
後者は、商品の価値と商品の状態について調べています。
つまり、前者と後者は品質を調べることは共通しているが、価値について調べているのは後者だけです。
「検品」と「査定」の使い分け
「検品」は商品の品質に問題がないかを調べるときに使用します。
「査定」は依頼者が持ってきた商品の値段を決定するときに使用します。
値段を決定するときのポイントは商品の価値と状態です。
どれだけ価値が高くても状態が悪ければ値段が下がります。
逆も同様に言えます。
だから、商品の品質だけを調べるときは「検品」を使用し、商品の価値と状態を調べて値段を決定するときは「査定」を使用します。