ピントは「カメラレンズの焦点のこと」。
「光線収束点」と言い換えると分かりやすい。
フォーカスは「カメラレンズの焦点のことでピントの後に入った外来語のこと」。
「ピント」と言い換えると分かりやすい。
ピンともフォーカスも同義に使えますが、フォーカスがピントより後に日本に入ったため、焦点を合わせることを「ピントを合わせる」と言った方が年配の人にはなじみのある言葉になります。
「ピント」はレンズを通る光の焦点のことをいいます。
「ピント」は太陽光が凸レンズを通過した先で収束し、一点に集まり物を焦がす程になることから、その収束点をピント=焦点と言いました。
カメラで撮影する時は、映像を鮮明にするために「ピントを合わせる」と言います。
ぼやけた映像は焦点で鮮明になるのです。
ピントを使った慣用句では「なんとピント外れな意見を言うのだろう」と使います。
「フォーカス」はピントと同義
「フォーカス」は英語の焦点のことです。
ピントがオランダから日本に早く入っていたため、焦点はピントと長いこと言われていたのです。
そのため、フォーカスは他の意味でも良く使われ「事件の核心にフォーカスして取材する」など何かの話題の着眼点などのことも言い、注目することです。
他には「震源地」「競馬の連勝馬券」などの意味もあります。
「ピント」も「フォーカス」も焦点以外の意味もあります。
「ピント」はオランダ語から、「フォーカス」は英語からの外来語ですが、「ピント」が早く日本に溶け込んだ言葉になります。
意味はどちらも「焦点」を意味しますが、フォーカスは「注目する」「着目する」と言う意味にもなります。
「フォーカス」は他に「医療現場で看護記録」、「コンピュータ分野で入力準備O.K」のことも差します。
カメラはAFの時代
カメラのピントを合わせる時、手動でレンズの長さを調節したものですが、今やAF= オートフォーカスとなっています。
被写体にカメラを向ければ自動的に焦点を合わせてくれるのです。
誰でもはっきりした焦点の合った写真が撮れるということです。
これらの言葉は「ピント」はピント外れ、「フォーカス」は着眼・注目するなどの意味も持っています。