迷路は「入口から出口に向かっていろいろな道をたどりながら、出口を目指す娯楽のための施設のこと」。
基本的に出口が必ず用意されているのが特徴です。
迷宮は「出口や正解がなかなか見つからないような状況のこと」。
出口や正解にたどり着ける保証はなく、迷路と違って具体的な施設そのものではなく、感覚のことを指して使われることが多いです。
「迷路」の意味
迷路とは、遊園地などに設置されている遊具施設のことで、入り口から複雑に構成されている道を通って出口を目指していきます。
出口にたどり着けないというケースはほぼないでしょうし、出口が必ず用意されているのが特徴です。
基本的にはこういった施設名で使うことが多い言葉ですけど、出口が見えないような状況を例えて迷路のようだと表現することもあります。
「迷宮」の意味
迷宮とは、出口や正解がなかなか見つからない状態のことで、そのときの人間の間隔を表している言葉です。
例えば、特定の事件の犯人がなかなか見つからない、解決に至りそうにないといったときに迷宮という言葉を使いますし、時効満了になった際には迷宮入りといった表現を使っていました。
具体的な施設や実体のあるものに対して使う言葉ではないのです。
「迷路」と「迷宮」の用法や用例
「遊園地の迷路というのは子供の年齢にはちょうどいいかもしれないけど、大人がやると物足りないかもな。
簡単に出口までたどり着けてしまう。」
「真犯人が全く分からないような事件が日本には多くあり、そういったものは事実上迷宮入りになってしまっている。
今まで多大な時間と労力をかけてでも真犯人が見つからないのだから、今後も期待できそうにないのだろう。」
迷路と迷宮は実は大きく違うもの
迷路というのは、基本的には遊園地などにある遊具施設のことを指し、娯楽に使われるものと言えるでしょう。
しかし、迷宮に関しては実体があるものではなくて、人間の感覚を表現した言葉です。
ただ、そこでの感覚というのは迷路の中で迷っているような状況であり、迷路と迷宮は意味自体は別ですけど、少なからずリンクする部分もあると言えるのです。