怠るは「しなければならないことをしないこと」。
「怠慢」と言い換えると分かりやすい。
怠けるは「仕事をしないこと、生活態度がだらしないこと」。
「怠惰」と言い換えると分かりやすい。
「怠」と言う漢字の訓読みは「おこたる、なまける」と二つの意味がありますが、どちらも「ものごとが遅滞して進まないこと、または止まってしまうこと」を意味します。
「怠る」はしなければならないことをしないこと
「怠る」はしなければならないことをしないことですから「不作為行為」です。
「火の始末の確認を怠る」「時間の確認を怠る」「メンテナンスを怠る」「出発時刻の再確認を怠る」などと使います。
熟語では「怠慢」があり、不注意によるものや意図的に行うものがあります。
不注意は「忙しかったから」、意図的は「コストの削減、人員不足、時間の切迫などが原因」となって行われます。
「怠ける」は仕事をしないこと、怠惰なこと
「怠ける」は仕事をしないこと、怠惰なことなどを言います。
仕事をしないことは「さぼる」とも言います。
仕事を全くしないことや、意識的に通常のペースより遅くすることです。
怠惰なことは、生活態度がルーズなことで、朝寝坊をする、遅刻をする、片付けをしない、掃除をしない、人との約束を守れない、夜更かしをするなどです。
「怠」について
「怠」は、音は「タイ」、訓は「おこたる、なまける、だるい」です。
成り立ちは「心+音符の台」からなっていて、「心が緩む=なまける」となったとされます。
熟語は「怠慢、怠惰、怠業」などがあります。
ことわざでは「怠け者の節供働き」があり「怠け者は人が休みの時に働く」と言う意味になります。
また、「だるい」と言う訓読みもあり、「倦怠感」のことを言います。
「怠る」と「怠ける」とは
「怠る」は「おこたる」と読み、「するべきことをしないこと、不作為」と言う意味になります。
熟語の「怠慢」があります。
「怠る」ことで起きる事故や事件は日常的に起きています。
意図的なことは「確認不足、時間不足、人員不足、資金不足」と言うことが原因となります。
「怠ける」は「怠惰」なことです。
仕事を怠ける、生活態度が乱れる、ルーズとなるなどになります。