優・やさしいは「こと」。

「優雅」と言い換えると分かりやすい。

優・すぐれるは「こと」。

「優秀」と言い換えると分かりやすい。

他にも「優」には様々な意味が有り、「手厚いでは優待・優遇、緩やかでは優柔不断、役者では俳優・女優・男優、最上評価の優」などがあります。

また、呉音の「ウ」はほとんど使いませんが、「優曇華」があります。

「優・やさしい」はきつくないこと

「優・やさしい」はきつくないこと、穏やかなことです。

熟語は「優美、優雅」などがあります。

親切とは少し異なる感じがするニュアンスです。

「上品でしとやか、気品を感じる、美しい」と言った意味になります。

親切の意味は相手に対して行うことであり、「優・やさしい」はおのずと表れるもので他から見た様子を言います。

「優・すぐれる」は人より優っていること

「優・すぐれる」の熟語・用例は「優秀な成績、優越感にとらわれる、優劣をつける、優勝を逸した、優性遺伝、劣勢から優勢となる、優等生」などがあります。

人の能力が良いことには「秀でる」が良く使われます。

「優秀、秀逸、秀才」などと使います。

「優・すぐれる」は必ずしも人の能力だけには限らずに、ものや状態などにも使われます。

「こちらの製品の方が使い勝手が優れている」と使います。

「優」のほかの使い方

「優」にはほかに「手厚い、ゆるやか、役者、最上評価」などの意味もあります。

手厚いでは「この会社の株主優待は得だ」「会員になると優遇を受けられる」、ゆるやかでは「なんとも優柔不断な態度だ」、役者では「往年の大女優、男優のホープ、優秀な脇役は名優だ」、最上評価では「大学の成績評価点の最高は優です。

次は良、可、不可と続きます」と使います。

「優・やさしい」と「優・すぐれる」とは

「優・やさしい」はその人の立ち居振る舞いや態度、物腰などについて言う言葉で「優美・優雅」などと言います。

おのずと表れるもので、他人から見る評価になります。

相手にやさしくするのは「親切」と言います。

「秀でる」が人に使われるのに対し「優・すぐれる」は人やもの、状態などなに広く使われる言葉です。

また、「優」は「手厚い、ゆるやか、役者、最上評価」などの意味もあります。

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