耳学問は「他人の話を聞いたうえで、物事を知ること」。
他人から聞いた知識などの意味で使うことができる表現になるので、そういう部分は頭に入れておきましょう。
聞きかじりは「上辺だけは理解しているものの、本質的な部分までは理解していないこと」。
耳学問の意味にやや似ている部分はありますが、全く同じではないと言えます。
「耳学問」の意味
耳学問とは、他人の話を聞いたうえで、物事を知ることです。
他人の話から物事を知るという意味であり、人から聞いた知識という意味で使うことができます。
こういう状況は割とよくあると言えるものの、このような言葉が使われるシーンは多くありません。
知名度は低い言い方になるので、知っている人はほとんどいない可能性があります。
「聞きかじり」の意味
聞きかじりとは、上辺だけは理解しているものの、本質的な部分までは理解していないことです。
聞いたことはあるが、詳しくは知らない事柄に対して使うことが多く、本質的な部分まではよく知らないケースが顕著であると言えるでしょう。
こちらもそんなに有名な言い方ではありませんが、耳学問よりはメジャーと言えるかもしれません。
「耳学問」と「聞きかじり」の用法や用例
「物事を知る機会はいろいろな状況が考えられる。
例えば、耳学問というケースもあり得るだろう。
他人の話からいろいろな情報を仕入れることもできるはずだ。」
「聞きかじりの状況では、あまり意味がないと言えるかもしれないな。
やはり本質的な部分までしっかりと理解してこそ、意味があると評価できるのではないかと思うんだ。」
耳学問と聞きかじりは意味はやや似ている
耳学問と聞きかじりは意味は全く同じではないですが、似ていると言えます。
ともに他人から聞いた話といった意味を含んでいるため、同じような場面で使うことができるでしょう。
知名度については、聞きかじりの方が多少は高いと言える可能性がありますし、そういった部分に関してはきちんと理解しておいた方がいいと思われるのです。