後世は「後の世、時代のこと」。
つまり未来を指している言葉になりますが、どれくらい後の世、時代なのかについては不明であり、漠然と使用する言葉になるでしょう。
後代は「後の時代のこと」。
後世の意味とほぼ同じであると言えるでしょう。
したがって、意味では区別はできません。
そして、後代という言い方はあまり有名ではないでしょう。
「後世」の意味
後世とは、後の世、時代のことです。
今から後の状況を示す言葉であり、基本的には未来に対して使っていく点は大きなポイントになります。
後世という言い方は多くが知っているでしょう。
日常的にそんなに多く使う機会はないものの、知名度はそれなりに高いので、ある程度は馴染みを感じやすい言い方になると思われる状況です。
「後代」の意味
後代とは、後の時代のことです。
これから後を示す意味の言葉になるので、意味としては後世とあまり変わらないと言えると思われます。
使用する場面もだいたい同じであると言えるでしょう。
しかし、後代という表現はそこまでメジャーではありません。
後世と比べると、どうしても知名度が低くなるので、そういった点は覚えておくべきです。
「後世」と「後代」の用法や用例
「こういった功績は恐らく後世にも伝えられていくだろう。
そして、未来の人たちの多くもこれを知ることになるはずだ。
それくらいに大きな出来事をやり遂げたわけだ。」
「後代は今とは生活実態が大きく変わっているのではないかと思う。
過去と比べて、今がそうであるように、今と比べて未来も大きく変わる状況は普通にあり得ると思う。」
後世と後代は意味はそれなりに近い
後世と後代については意味はかなり近いでしょう。
大きな違いはないと思われますし、使用する場面もそれなりに近いと言えるのではないかと思われます。
ただ、後世は多くが知っている言い方になるものの、後代は知らない人もそれなりに多くいるはずです。
両者はそういう部分において区別をしていくことができると評価できます。