傾倒は「傾けて倒すこと、ある物事に心を奪われて夢中になっていること」。
どちらかと言えば、後者の意味で使っていく言葉になると言えるでしょう。
傾斜は「傾いて、斜めになっていること」。
傾きの程度を表す際にも使用される言葉と言えます。
傾倒に表記は似ていますけど、意味は同じではありませんから、そこはポイントです。
「傾倒」の意味
傾倒とは、傾けて倒すこと、ある物事に心を奪われて夢中になっていることです。
後者の意味で使われることが多い言い方になるのではないかと思われます。
特定の物事に多くの手間や時間を使っているようなケースで使用することができます。
傾倒という言い方は多くが聞いたことがあると言えるでしょう。
知名度はそれなりに高いです。
「傾斜」の意味
傾斜とは、傾いて、斜めになっていることです。
斜めになっている状態に対して、傾斜という言葉を使っていきますが、その程度を表すときにも使用されることがあります。
傾斜と言える状況は世の中のいろいろな場所で見られますし、使用できるシーンはかなり多くあるでしょう。
言葉としての知名度も高いです。
傾倒とは意味が違います。
「傾倒」と「傾斜」の用法や用例
「人は趣味などを持っているから、そういったものに傾倒しがちであると言える。
それなりに時間やお金を使っていくことになると言えるんじゃないかな。」
「ここは平坦な道に見えて、実は傾斜があるんだ。
ただ、普通に歩いているときには全く気付かないと言えるだろう。
そういう場所は世の中にそれなりに多くあると思うんだ。」
傾倒と傾斜は意味は異なっている
傾倒と傾斜は意味は異なっている状況であり、そういったところで区別ができます。
表記はそれなりに近いですけど、意味には違いがありますから、そういったところは覚えておいた方がいいのではないかと思われます。
どちらも日常的に使用しやすい言い方になるので、知っている人は多いと思われますし、馴染みを感じやすい面があります。