志願倍率は「受験において、志願者数と募集人数の比によって算出される倍率のこと」。
募集人数と志願者数で計算されるので、実際はかなり高い倍率になることもしばしばあります。
実質倍率は「受験者数と合格者数の比によって算出される倍率のこと」。
実際の難易度に近いということで、実質倍率という言い方がされているわけです。
「志願倍率」の意味
志願倍率というのは、志願者数と募集人数の比で求められる倍率になるのですが、志願者数というのは受験者数よりも多くなりますし、募集人数は合格者数よりも少なくなることが多いので、志願倍率というのは実質倍率と比べて高くなることがほとんどです。
しかし、実際の難易度とはかけ離れていることも多いので、倍率としてはあまり参考になりません。
「実質倍率」の意味
実質倍率というのは、受験者数と合格者数によって求められる倍率のことです。
こちらは難易度に直結する倍率のことであり、通常倍率と言えばこちらの実質倍率を指すことが多いです。
通常は志願倍率と比べて、実質倍率は低くなる傾向にありますが、それでもとんでもなく高い実質倍率が出るようなケースもあるので注意が必要なのです。
「志願倍率」と「実質倍率」の用法や用例
「受ける大学の出願速報をチェックしているけど、今年は私が受けるところに出願する人が多いな。
これは志願倍率だけで見たらかなり高い倍率になっているんじゃないのかな。」
「俺が合格した大学の実質倍率が発表になっていたが、結構高かったな。
ということは、それだけ難易度が高かったということになり、そういう大学に受かったということを実感できるよ。」
受験では実質倍率が重要
志願倍率というのは実際の難易度を表しているとは言えないため、基本的には発表されることはまずありません。
概念として存在しているということです。
仮に発表されていたとしても、参考にすべきなのは実質倍率の方であり、そちらを調べていくことをして、それぞれの学校の難易度を倍率から判断していくということが重要なのです。