積は「積み重ねること」。

「積算」と言い換えると分かりやすい。

績は「紡ぐこと」。

「紡績」と言い換えると分かりやすい。

「積」と「績」は共に「セキ」と読み、音符が同じことから、間違えて覚える危険が大きい漢字です。

「成績」なのか「成積」なのか、また、「実績」なのか「実積」なのか迷いなく書ける人は少ないかも知れません。

「積」は積み重ねること

「積」は語源では「禾=稲」を積み重ねることから生まれた漢字です。

「役所の見積もりは積算という」「トラックには最大積載量がある」「地層は堆積物が重なっているもの」「問題山積」「材木の集積場」「積雪は1メートルを超した」「積年の恨み」「積分と微分」「面積・体積」「掛け算の答えは積」「液体の体積は容積という」などと使います。

「績」は糸偏ですから、「糸をつむぐこと」という意味

「績」は「紡ぐこと・成し遂げたこと」を意味します。

「紡績工場は糸を作る所」「会社の業績は右肩上がりだ」「会社の創業者の功績は多大なものがある」「営業実績の優れた者を表彰した」「成績抜群で卒業式の総代となった」「戦績が芳しくない」「事績は業績・功績と同じ」などと使います。

また、「績」は人名にも使われます。

「いさお・さねお・なり・もり・のり」など。

「成績」は「成積」の方がしっくりする理由

「成績」は「績」の字を使いますが、成績というものは勉強の積み重ねの結果ということで「績」を使うと思われます。

「勉強の結果=成し遂げたこと=績」ということになります。

「業績・功績・事績」なども同じ考えです。

しかし、「積み重ね=積」とも考えられ、その場合は「成積」とした方がしっくりとします。

混同の原因はその辺にあるのかも知れません。

「積」と「績」とは

「積」は「積み重ねること」を意味します。

「積算・積雪・積年・山積・集積・積載」などの言葉があります。

また、「面積・体積・容積」などとも使い、「掛け算の積」とも使います。

「績」は「糸をつむぐこと」「成し遂げたこと」などの意味になります。

「紡績」、「成績」、「功績・業績・事績・実績・戦績」などの言葉があります。

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