獰猛は「性質が悪くて強く、荒々しい状態であること」。
一般的には動物に対して使用する言葉であると言えます。
したがって、人間にはあまり使いません。
獰悪は「性質が凶悪で、さらに強いこと」。
意味としては、獰猛にかなり近いです。
したがって、意味において区別をすることは難しいので、そこは知っておくといいでしょう。
「獰猛」の意味
獰猛とは、性質が悪くて強く、荒々しい状態であることです。
基本的には人間に対してはあまり使われません。
どちらかと言えば、動物に対して使用します。
実際に動物の中にはこういった性格のものが存在しているとされているので、一部の動物に関しては獰猛という言い方ができるはずです。
そこそこ有名な言葉と評価できるでしょう。
「獰悪」の意味
獰悪とは、性質が狂暴で、さらに強いことです。
意味としては獰猛に近くなっており、こちらも人間以外に使うことがよくありますけど、人間に対しても使える余地はあります。
でも、獰猛の方がどちらかと言えば有名な表現になるので、獰悪という表現はそこまで使われにくいと言えます。
そこについては知っておいた方がいいです。
「獰猛」と「獰悪」の用法や用例
「獰猛な動物がいるが、そういったものには基本的に近づいてはいけない。
刺激をすることで、こっちに襲ってくる可能性があるわけだから。
そこは注意してほしいんだよ。」
「世の中には獰悪な存在がいる。
それは動物にもいるし、人間にもいる。
生物は個体ごとに性格なども違っているからこそ、どうしてもそういう存在が生まれてしまうんだ。」
獰猛と獰悪は同じような意味と言える
獰猛と獰悪については意味がかなり似ています。
どちらも凶悪で強いといった意味があります。
これらの言葉は動物に対して使うことが多いですけど、人間に対しても使えなくはないと言えます。
でも、獰猛はそこそこ有名ですが、獰悪は聞いたことがない人もそれなりにいるかもしれません。
したがって、両者は知名度に微妙な差があります。