発電は「電気を作ること」。

「発電機」と言い換えると分かりやすい。

起電は「主に静電気を起こすこと」。

「静電気」と言い換えると分かりやすい。

「発電」は水力や火力、原子力、地熱、太陽光、風力などのエネルギーをタービンに伝え、連結している発電機により電気を作ることです。

「起電」は主に静電気を発生させることです。

「発電」は発電機により電気を起こすこと

「発電」は水力や原子力など様々なエネルギー資源を使い、蒸気タービンを動かして、電気を得る仕組みです。

ですから発電所には巨大なタービンと発電機があります。

タービンを回す力は水や水蒸気、風などで、太陽光発電はタービンがありません。

火力や原子力発電も結局は水蒸気を発生させる仕組みなのです。

発電機にはコイルと電磁石が入っていて、コイルの中をタービンに直結された磁石が高速回転することで電気を発生させているのです。

「起電」は静電気の発生

「起電」というと静電気の発生になります。

実用的な電気とはなりませんが、理科の実験などで電気を理解するために行われます。

プラスチックの下敷きなどをこすることで静電気は発生します。

「起電」というと「起電力・起電圧・起電流」などがありますが、「起電」とは異なる概念です。

「起電力」は「電流による駆動力のこと」です。

「発電」と「起電」は言葉が似ているが違うもの

「発電」と「起電」は「電気を生み出すこと」では同じなのですが、「発電」は実用的なもの、「起電」は実験的なものになります。

また、似た言葉の「起電力」は機械などを駆動させるために流す電気のことを言います。

「発電」はエネルギー資源を高圧電気に変えて送電網経由で各家庭や大口需要家に届ける社会的インフラになります。

「発電」と「起電」とは

「発電」は水力や火力、原子力などにより、タービンを回して発電機により電気を取り出すことです。

太陽光発電の様にパネルのモジュールで光エネルギーを電気に変換する仕組みとは異なります。

「発電」は化石燃料由来の火力発電から、原子力発電、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使ったものに移行しています。

「起電」は静電気の発生のことです。

おすすめの記事