粗飯は「粗末な食事のこと」。
いろいろな料理に対して使うことができますが、どれも粗末だなと思えてくるようなものに対して使っていく点がポイントです。
粗食は「質素な食事のこと、栄養のバランスのとれた食事のこと」。
従来は質素な食事という意味で使われてきましたが、現在では健康的な食事という意味で使われてきています。
「粗飯」の意味
粗飯とは、粗末な食事のことです。
基本的には見た目において、粗末に感じられるものに対して使っていきます。
安く作ることができるとか、量が少ない、栄養価が足りていないなど、そういった部分で判断することがあるでしょう。
でも、粗飯という判断をするかどうかはかなり主観的になるので、そこは注意点と言えると思われます。
「粗食」の意味
粗食とは、質素な食事のこと、栄養のバランスのとれた食事のことです。
粗飯とほぼ同じような意味も持っているものの、それ以外にも意味が存在している点に注意と言えます。
粗食の場合、現代では栄養バランスのとれた食事という意味もあるので、こちらに関しても覚えておく必要があるでしょう。
ややマイナーな意味ではありますが。
「粗飯」と「粗食」の用法や用例
「現代ではともかく、戦時中などは全国で粗飯しか摂れない状況が存在していたのではないだろうか。
お腹を空かせていた人たちが、そこらじゅうにいた可能性があるということだ。」
「食事というのは栄養バランスを意識することで、より実のあるものとなるだろう。
よって、できるだけ粗食を意識しておくといいと思うんだよな。」
粗飯と粗食はだいたい同じ意味
粗飯と粗食については意味はそこまで変わりません。
両方とも粗末な、質素な食事といった意味になるのです。
だから、基本的には同じ意味であると思っておきましょう。
ただ、粗食については、一応栄養バランスのとれた食事という意味もあります。
こちらの意味で使われることもあるかもしれないので、そこに関して知っておくといいです。