周遊は「あちこちを旅行しながら回っていくこと」。
基本的には旅行をしている状況と言えますが、いろいろな場所を訪れていくという点がポイントになるのです。
漫遊は「気の向くままに、諸方を回って遊ぶこと」。
こちらは旅行というよりは、遊んでいる状況なので、若干意味が違うと言えそうです。
でも、だいたいは同じ意味になります。
「周遊」の意味
周遊とは、あちこちを旅行しながら回っていくことです。
旅行をするというのが前提であり、いろいろな場所を回っていくときに使います。
したがって、目的地がいくつもあるようなシーンで使用する言葉であると評価できるでしょう。
でも、こういう形で旅行をすることはそんなに多くないでしょうから、周遊を使う機会は多くないと思われます。
「漫遊」の意味
漫遊とは、気の向くままに、諸方を回って遊ぶことです。
いろいろなところを回っていくという点では周遊とあまり変わらない状況です。
でも、漫遊の場合には遊ぶのが目的なので、そこが大きな特徴であると評価できます。
旅行も遊ぶ面はありますが、旅行と全く同じ意味ではないでしょうから、周遊とは一応違いがあると言えるはずです。
「周遊」と「漫遊」の用法や用例
「周遊に関しては、いずれはしてみたいと思うのだが、やはり資金的な問題で厳しい。
やはり普通の旅行が俺には合っているのかもしれないな。」
「大学生のときには漫遊をすることも多々あったが、社会人になるとやはり難しいな。
まずそういった時間を確保することができない。
休日は休養に充てたいし、平日は仕事で無理だから。」
周遊と漫遊は微妙な違いがある
周遊と漫遊に関しては似たような意味とはなっていますが、厳密に言えば違う面があります。
周遊は旅行をする際にあちこち回るという意味になりますけど、漫遊は遊びに行くときにあちこち回るという意味なので、微妙な違いがあると言えるでしょう。
ただ、両者ともにそんなに有名な表現とは言えないと思われます。
使用頻度は低めです。