名文句は「人々の心を動かすような、素晴らしい文言のこと」。
人の心に影響を与えられる、そんな文言である必要があるので、なかなか該当しません。
決まり文句は「内容がだいたい決まっているフレーズのこと」。
特定の場面では、特定のフレーズを使うと言えるようなケースで使うのが俗に言う決まり文句になってくるわけです。
「名文句」の意味
名文句とは、人々の心を動かすような、素晴らしい文言のことです。
素晴らしいと感じられる何かしらの文言という意味ですが、人に行動に影響を与えることができるような、かなり内容の濃いものに対して使われます。
でも、名文句と言えるかどうかの判断はそれぞれ次第なので、かなり主観的な判断にならざるを得ないと評価できますが。
「決まり文句」の意味
決まり文句とは、内容がだいたい決まっているフレーズのことです。
特定の場面ではこれを言うといった感じで、多くがイメージしやすいものが当てはまる傾向にあります。
決まり文句の中に名文句と言えるものが含まれているとも言えるので、両者は一応密接に関係していると評価できるでしょう。
こういった部分も知っておくといいです。
「名文句」と「決まり文句」の用法や用例
「心に響く言葉というのは、後々まで名文句として語りつがれることになる。
そして、結果的に多くの人たちが知ることになるんだ。
俺でも知っているわけだから、他にも同じような人は多くいるだろう。」
「この場面では、たいていこの決まり文句が使われる。
全体のストーリーから言って、これは完全に予想できた。
今までにありがちなドラマかもな。」
名文句と決まり文句は意味が異なっている
名文句と決まり文句に関しては、意味それ自体が異なっている状況です。
名文句は多くの人たちの心に響くと言えるような言葉を指しており、決まり文句は特定の場面で言うことが想定される言葉を指しているのです。
だから、表現はやや似ているとしても、意味は割と違いがあると言えるのです。
そこを特に覚えておくといいと言えるでしょう。