駄目押しは「念のため確認を取ること。」

「確認」と言い換えると分かりやすい。

念押しは「しつこいほど確認をしておくこと」。

「言い含む」と言い換えると分かりやすい。

「駄目押し」は必要がなくても、念のため内容の確認をしておくことです。

間違いや勘違いが起きないようにするための行為です。

「念押し」もしつこい程の確認のことです。

「駄目押し」は確認行為

「駄目押し」の「駄目」は囲碁の言葉で陣地にならない無駄な場所に石を打つことを言います。

転じて「必要がないこと」となり「必要はないのに確認行為をすること」になりました。

例えば「あれほど駄目押しをしておいたのに失敗をした」「駄目押しをしておいたのに」「あの人には必ず駄目押しをしておきなさい」などと使います。

「念押し」も確認行為

「念押し」は「念を入れること」です。

「念には念を」と言うことで、しつこいほどの確認のことです。

例えば遅刻常習者と見做されている人には集合時間について「念押し」を何回かすることになります。

信用していない訳ではなくとも、万一遅刻の場合は皆が迷惑をしますから行なうのです。

「しつこいほど念押しをするとは自分は信用されていないのか」と使います。

「駄目押しと「念押し」は同じ行為

「駄目押し」をすることは「念押し」をすることです。

「念のため内容確認をすること」になります。

また、「駄目押し」は特に必要ではないのだが、敢えて行なうものになり、「念押し」は必要なので何回か行なうものになります。

「駄目押し」は「駄目出し」と似た言葉ですが、「駄目出し」は「ダメなことを宣言すること」で意味は異なります。

「駄目押し」と「念押し」とは

「駄目押し」は必要ではないが、心配なので「念のため内容の確認を取ること」です。

「念押し」は必要なので、しつこく「内容確認」をすることです。

どちらの言葉も同じ意味を持ちますが、必要なのかそうでもないのかの違いがあります。

どちらかと言うと信用ならない相手に行なう行為になります。

信用している人には行わないものですが、行っても「お分かりでしょうが」と前置きをします。

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