後回しは「特定の対象の処理の順番を変えて、後に回すこと」。
当初は先にやる予定だったのに、何らかの理由により、後に順番をずらした方がいいと判断されるケースで使っていく言葉です。
たらい回しは「物事を次から次へと送り回すこと」。
特定の人から特定の人に送るということを何度も繰り返して、回されるような状況を表しています。
後回しに意味は結構似ている状況でしょう。
「後回し」の意味
後回しとは、特定の対象の処理の順番を変えて、後に回すことです。
本当は先に処理する予定だったのに、何らかの理由によって後にせざるを得なくなったシーンで使っていく言葉です。
したがって、後回しに関しては、そういった扱いをされた方はやや不快な気分になる可能性があります。
でも、こういった状況はたまに見られるでしょう。
「たらい回し」の意味
たらい回しとは、物事を次から次へと送り回すことです。
対象となっている人はどんどん後に回される状況となるので、後回しと同じような意味と言えるでしょう。
ただ、たらい回しはその状況が何度も続いていく状況を表しており、そこは後回しとは違う部分です。
後回しはせいぜい1回そういう扱いを受けるときに使っていきますから。
「後回し」と「たらい回し」の用法や用例
「ちょっとお前の問題は後回しでいいか。
先に処理しないといけない大切な問題が発生してしまったんだ。
だから、お前に関してはしばらく対応できないと思うんだ。」
「面倒な患者は多くの病院がたらい回しにしたがる。
その結果、助からなかったケースもあるわけだが、こういった問題は非常に痛ましい光景に思えてくるんだよね。」
後回しとたらい回しは意味がかなり似ている
後回しとたらい回しはどちらも特定の人に対する処理を先延ばしにする状況を表しています。
だから、同じような意味に感じられてくるでしょう。
でも、後回しは1回そういった対応をするときに使われる言葉ですけど、たらい回しは何度もそういう対応をされるケースで使っていく言葉なので、そういった部分で違いがあると言えるのです。