まことしやかは「本当じゃないのに、いかにも本当のように見せる状況のこと」。
こういった意味になるので、基本的には本当ではないと言えるケースで使っていくことが大半でしょう。
使用する場面が限定される点は知っておく必要があります。
いかにもは「まさにそうと言える、見えるような状態のこと」。
特定の状態を装うようなシーンで使われる言葉なので、本当を装うケースも含みます。
「まことしやか」の意味
まことしやかとは、本当じゃないのに、いかにも本当のように見せる状況のことです。
本当ではないという前提が必要で、特定の状況が存在しないのに、そうであるかのように見せるケースで使っていく言葉です。
要するに嘘をつくという意味になるでしょう。
こういった表現はそこそこ見聞きするものですから、意味は知っておいた方がいいです。
「いかにも」の意味
いかにもとは、まさにそうと言える、見えるような状態のことです。
そうと言える、見えるような状態ではありますが、傍から見たときにそう感じるという意味になるため、実際はそうではない、つまり見たままの状態とは違うと評価できるケースを含みます。
でも、本当であるケースも含むため、その都度しっかりと区別していかないといけないのです。
「まことしやか」と「いかにも」の用法や用例
「世の中には非常に変わったバイトが存在しているとまことしやかに噂されている。
本当にそんな仕事あるのかと思えるようなものまで含まれており、本当に信じられない。」
「あの人はいかにも金持ちって感じの見た目だよな。
身に付けているものがどれも金ぴかで、高級な雰囲気を漂わせている。
非常に分かりやすい外見をしていると言えるだろう。」
まことしやかといかにもは同じような意味を持っている
まことしやかは特定の状況がないのに、特定の状況であるように装う意味ですが、いかにもはまさにそうと言えるような意味の言葉です。
両者は意味が異なっているように見えるものの、そういう状況じゃないのに、それっぽく見せるようなケースで使うことができますから、それぞれは同じような意味を持っていると評価できるのです。
