軽口は「面白い話のこと、何でも軽率にしゃべってしまうこと。」
「軽率」と言い換えると分かりやすい。
口が滑るは「大事なこと、秘密のことをうかつにも話してしまうこと」。
「失言」と言い換えると分かりやすい。
「軽口」の「軽」は軽妙や軽率の意味があります。
冗談を言うことも「軽口をたたく」などと言います。
「口が滑る」は差し障りのあることや言葉をついうっかり話の中で言ってしまうことです。
「軽口」は調子のよい話
「軽口」は面白い話やからかい、冗談、軽妙な話などを言います。
要は難しい話や真面目な話ではないということです。
また、何でも調子に乗ってしゃべることも言います。
そんなことまで言わないでもと言うことをペラペラ話すことです。
ですから、場合によっては話してはまずいことで口が滑ることもあるのです。
いわゆる「おしゃべり」と言われる人のことです。
「口が滑る」は失言のこと
「口が滑る」は言ってはいけないことを口にしてしまうことです。
例えば、セクハラの様な女性蔑視の発言をしてしまうということが、たまに話題になります。
本音でしゃべると失言になりやすいと言えます。
世間の批判を浴びるような発言が失言になります。
大臣でも失言の多い人がいますが、いったん口から出た言葉は、いくら後で取り消すことを表明しても遅いのです。
「軽口」は「口がすべる」こと
「軽口」は度が過ぎると何を言い出すのが分かりません。
つい「口がすべる」ことにもなりかねないのです。
「軽口」を日ごろから癖にしている人は「口が滑る」ことの経験者なのです。
冗談のつもりが「冗談でも言ってはいけない」と咎められることもあります。
まさに「口は禍の元」ですから、「軽口」や冗談など口を慎まなければなりません。
「軽口」と「口が滑る」とは
「軽口」は軽い話、冗談、軽妙な話などを言い、堅苦しくて小難しい話のことではありません。
しかし、「軽口」や冗談も過ぎればつい「口が滑り」禍の元になります。
特に冗談のつもりで本当のことを口走ることが良くあり、「失言」と見做されてしまいます。
失言取り消しをしても口から出た言葉はもう元には戻りません。
「口は禍の元」なのです。