「獅子奮迅」と「孤軍奮闘」の違い・意味と使い方・由来や例文

獅子奮迅は「獅子が荒れ狂うような勢いで、猛烈に奮闘している状況のこと」。

とにかくものすごい頑張りが見られるような状況で使用する言葉です。

全力を出して何らかの物事を行うようなシーンで使っていきます。

孤軍奮闘は「少数の者だけで奮闘すること、相手を圧倒すること」。

少数であるという点は特徴的ですが、奮闘していくという部分に関しては獅子奮迅とかなり似ていると評価できます。

「獅子奮迅」の意味

獅子奮迅とは、獅子が荒れ狂うような勢いで、猛烈に奮闘している状況のことです。

奮闘している姿が非常に激しい、印象に残るといった意味で使う言葉です。

つまり、それだけ頑張っているという評価ができると言えます。

獅子奮迅はかなり有名な四字熟語なので、知っている人はかなり多くいると思われますが、実際に使う機会はあまり多くないです。

孤軍奮闘とは、少数の者だけで奮闘すること、相手を圧倒することです。

相手を圧倒するほどに奮闘している状況を表しているので、意味としては獅子奮迅に近い言葉と評価できます。

ただ、孤軍奮闘は少数の者による奮闘なので、そこがポイントであると言えます。

そのため、獅子奮迅とは区別しやすい面があると評価できるはずです。

「今年はうちのチームは非常に調子がいい。

まさに獅子奮迅のような勢いでペナントレースをかき回している感じと言えるだろう。

このまま優勝出来たらいいな。」

「今日はうちのチームで、この選手だけが猛打賞だ。

それ以外の選手たちはヒット1本ずつが限界であり、まさに孤軍奮闘という状況だった。

しかし、チームは負けてしまったがな。」

獅子奮迅と孤軍奮闘はどちらも非常に勢いよく奮闘しているケースで使っていきます。

したがって、使用する場面は割と似ていると評価できるのです。

しかし、孤軍奮闘は奮闘している人間がかなり少ないと言えるシーンでのみ使うので、そういった部分はポイントになりますし、獅子奮迅との一応の違いになると評価できるでしょう。