先人は「過去の時代を生きていた人のこと」。
とにかく今ではなく、過去に生きていた人のことを先人と呼びます。
したがって、先人に該当する人はとんでもない数と言え、まとめて表現することになるのです。
先駆者は「他の人よりも先に、特定の分野に関して開拓する人のこと」。
主にビジネスなどの分野で使われる言葉であり、場合によっては現代の人ではなく、過去を生きていた人を指すこともあります。
「先人」の意味
先人とは、過去の時代を生きていた人のことです。
今の自分たちが生きている時代ではなく、過去の時代を生きていた人たち全てを指すことができるため、無数に存在すると言えます。
ただ、特定の人たちに対しても使うことは可能です。
この先人を使うときには、多くのケースで故人を対象にするので、そこは1つ重要な部分であると評価できると思われます。
「先駆者」の意味
先駆者とは、他の人よりも先に、特定の分野に関して開拓する人のことです。
したがって、先駆者については、今の時代を生きている人たちに対して使うこともありえます。
いつの時代を生きているかという点は一切関係ないのです。
特定の分野を最初に切り開いた人物という意味で使われることが多く、先駆者の名前は有名になることもあります。
「先人」と「先駆者」の用法や用例
「先人が築いてきた部分が今でも世の中には多く残っている。
そして、先人が築いてきたものがアイデアとなって、新しく生まれたものもあるだろう。」
「今では当たり前となっている便利なサービスも、かつてはその先駆者がいたわけだ。
したがって、その先駆者がいなければ、今の私たちはそれを利用することができなかったかもしれない。」
先人と先駆者は意味が違っている
先人と先駆者については意味は異なっています。
したがって、両者は全く違う場面で使うことが多いでしょう。
先人は過去に生きていた人たちの総称です。
ただ、特定の人物を指して使うこともできます。
先駆者は特定の分野を初めて開拓した人となっています。
こういう部分で違いを認識して、それぞれを使い分けていくといいでしょう。