少々は「数量などが少ないこと、少しだけはある状況のこと」。

客観的に見て少ないと言えるようなシーンで使っていきますが、少しはあるという感覚になれる場面でも使うことがあります。

多少は「多いか、少ないか微妙な状況のこと」。

これも数量などに関して使っていく言葉ですけど、少ないとは言えないものの、多いとまで言えないような、非常に評価が難しいようなシーンで使っていきます。

「少々」の意味

少々とは、数量などが少ないこと、少しだけはある状況のことです。

少ないという感覚を覚えるようなシーンで使う言葉と言えますが、少しはあると感じる場面でも使うので、いろいろなシーンで使用できる言葉と評価できるでしょう。

少々という言い方は何気なく使っている人も多く、それだけ身近な言葉という評価も可能と言えます。

「多少」の意味

多少とは、多いか、少ないか微妙な状況のことです。

多いとも、少ないとも言えそうな、非常に中途半端な状況と評価できるでしょう。

ただ、少ないと必ず感じるようなケースではないため、その点に関しては少々とはやや異なっています。

少々の場合には確実に少ないと言えるような状況じゃないと使えませんから、多少の方が量は多いと言えるのです。

「少々」と「多少」の用法や用例

「この料理を作るときには、塩や胡椒を少々使用していく。

この少々という点がポイントで、かなり少ない量だけを使っていかないといけない部分はよく覚えておこう。」

「今日は会社に遅刻せずに済みそうだ。

5分前くらいには着くだろう。

これくらいの状況であれば、多少余裕があるという感覚で、ちょっとは安心できると言えるな。」

少々と多少は意味が若干異なる

少々と多少は非常に微妙な量などを表すシーンで使っていくことが多い言葉です。

ただ、少々は基本的には少ないと言えるケースに対して使っていきますけど、多少は少ないわけではないけど、多いわけでもないという状況で使用していきます。

だから、似ている言葉に見えるかもしれないですけど、意味は全く同じではないので、そこは覚えておきましょう。

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