「さじ・匙」「スプーン」は、小型の皿状のものに柄がついた形の、液体や粉末などをすくいとる道具のことです。
英語では「a spoon」で表されます。
洋食に於いて、「teaspoon・小さじ」「tablespoon・大さじ」「dessertspoon・デザート用さじ」「soupspoon・スープ用さじ」
「egg spoon ・ゆで玉子用スプーン」の種類があります
以下のように使います。
「スプーンですくう」は「scoop up with a spoon」「spoon up」です。
「コーヒーにスプーンで2杯の砂糖を入れる」は
「put two spoonful of sugar in one’s coffee」「take two spoonful of sugar with one’s coffee」です。
「スープはスプーンで飲みます」は「You eat soup with a spoon.」です。
「さじ・匙」の意味
「さじ・匙」は、小型の皿状のものに柄がついた形の、液体や粉末などをすくいとる道具のことです。
「スプーン」です。
以下のように使います。
粥を匙ですくう 砂糖を小さじ一杯
匙を投げる
【匙を投げる】
直接的には「薬の調合をするための匙を投げる」を表します。
これは「医師が治療の方法や効果がないと診断すること」です。
これにより、「物事に救済や改善の見込みがないと断ずること」をも意味します。
「スプーン」の意味
「スプーン」は、以下のような意味です。
①「匙・さじ」のことです。
主に洋食用のものを指します。
②ゴルフの3番ウッドです。
③釣りで使うさじ型のルアーをいいます。
「スプーンでスープを飲む」「スプーンでアイスクリームをすくう」のように使います。
【spoon】
原義は「木の切れ端」です。
名詞では「さじ」「スプーン一杯」「ゴルフのスプーン」を意味します。
他動詞の場合「スプーンですくって~に入れる」「スプーンですくって~にかける」を意味します。
自動詞の場合「(スプーンを重ねたように)ぴったりと寄り添う」「いちゃつく」を意味します。
さじ・スプーンの歴史
西洋では、「スプーン」は古くから木や貝などで作られ、調理に使われていました。
しかし、料理はもっぱら手で食べたので、個人用のスプーンはありませんでした。
中世になると、自分用のスプーンを旅行に持ち歩くようになりました。
19世紀なると、食事にナイフ・フォーク・スプーンが人数分用意されるようになりました。
日本では平安時代に飯を盛るのに飯匙(いいがい)が用いられました。
その後、抹茶をすくうのに使用する茶さじ、薬の調合に使用された薬匙などが木や竹で作られました。
現在では、金属製の洋風のスプーンが普及しています。
「さじ・匙」は、小型の皿状のものに柄がついた形の、液体や粉末などをすくいとる道具です。
「スプーン」は、洋食用のさじです。
「さじ・匙」「スプーン」は、類語です。
「散り蓮華・ちりれんげ」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「小型の皿状のものに柄がついた形の、液体や粉末などをすくいとる道具」です。
「さじ・匙」は、もともと医師が薬剤を調合する道具を指しました。
「医師が匙を投げる(=見放す)」「さじ加減(=手加減)」のように比喩的に用いられる場合があります。
「スプーン」は、洋食用のさじです。
用途に応じて大きさも様々です。
「ティースプーン」「デザートスプーン」などの種類があります。
「散り蓮華」は、柄の短い陶器のさじです。
形が蓮の花の花弁に似ていることから「れんげ」と呼びます。