瞬く間は「目を瞬かせるほどに短い時間のこと」。
目を瞬かせるくらいしかできないような、それくらいに短い時間を示している言葉です。
したがって、一瞬という言い方もできます。
束の間は「わずかな時間のこと」。
漠然とわずかな時間という意味になりますけど、これがどの程度を表すかについては人によって感じ方が大きく異なる可能性があるでしょう。
瞬く間よりも短い、長い可能性があります。
「瞬く間」の意味
瞬く間とは、目を瞬かせるほどに短い時間のことです。
瞬きをする時間と言えるほどに短いので、ほんの一瞬という言い方ができるでしょう。
したがって、具体的な数字は挙げづらいですけど、非常に短い時間というニュアンスがあります。
瞬く間は本当に一瞬と言えるようなケースで使うため、実際に使用するシーンはそこまで多くはありません。
「束の間」の意味
束の間とは、わずかな時間のことです。
わずかな時間というのがどれくらいを指しているのか?については、人によって感じ方が異なるでしょう。
したがって、束の間については、かなり幅あると思っておくべきです。
ある人にとって束の間に思えても、別の人からすれば束の間に思えないこともあるはずなので、そういった点は要注意です。
「瞬く間」と「束の間」の用法や用例
「流れ星というのは現れてから消えるまでが非常に早い。
瞬く間といった感じで、出会ってすぐにいなくなってしまうような人みたいだ。
だからこそ、機長に思えてくるんだろうな。」
「今日は有給休暇をとったから、1日ゆっくりできるよ。
でも、明日からはまたいつも通りに仕事をこなさないといけないわけだから、まさに束の間の休息といった感じだな。」
瞬く間と束の間は微妙な違いが存在する
瞬く間と束の間はどちらも短い時間を表していると言えます。
しかし、瞬く間は瞬きをするくらいの短い時間を示しているものの、束の間はそういった具体的な表現ができないので、かなりアバウトな意味になります。
したがって、同じような意味を表している言葉とはいえ、微妙にそれぞれは違いが存在していると評価できるわけです。