やせ我慢は「無理に我慢をしていること、苦痛に耐えているのに平静を装うこと」。
何かしらの苦痛に耐えるという我慢をしているのに、我慢をしている風には見せない状況を指しています。
見栄を張っている状況に近いでしょう。
空元気は「外見だけは元気であるように見せること」。
本当は元気ではないのに、人にはその部分を見せない、元気であるかのように振る舞うときに使っていきます。
「やせ我慢」の意味
やせ我慢とは、無理に我慢をしていること、苦痛に耐えているのに平静を装うことです。
実際は何らかの苦痛に耐えている、我慢をしている状況ですけど、そういう状況には感じさせないような装い方をするのです。
そのような態度をとり続ける理由としては、たいていの場合には見栄を張りたいというケースが多いでしょう。
自分を強く見せたいという思いがどうしてもあるのです。
「空元気」の意味
空元気とは、外見だけは元気であるように見せることです。
実際はそうではないのに、外見はとりあえず元気そうに見せるというシーンで使います。
これに関しても、そうしないといけない理由があるわけですが、見栄を張りたいからとはちょっと理由が違う可能性があります。
でも、個人的事情であることには変わりがないと言えるでしょう。
「やせ我慢」と「空元気」の用法や用例
「やせ我慢というのは、それをやっている本人じゃないと分からない。
周りの人間が痩せ我慢をしている状況に気付くことはおよそ不可能だ。
だからこそやせ我慢をするんだけどね。」
「明らかに元気そうに振舞っていても、実は空元気という可能性もある。
傍から見れば、そうは見えなくても実は元気とは言い難いケースが存在するんだ。」
やせ我慢と空元気はともに周囲を欺く意味の言葉
やせ我慢は苦痛に耐えているのに、そう見せないように振舞っている状況で、空元気は元気じゃないのに、元気に見せようとする状況を表しています。
つまり、どちらも実際の自分の状況を偽っているという評価ができるでしょう。
理由はケースバイケースですが、たいていはどちらも個人的事情が関係しており、そこまで重要な理由ではないことが多いです。