まさしくは「間違いなく、確かにのこと」。
特定の事柄について述べるときに、それが真実である、事実であるという点を強調する意味で使っていきます。
まことには「本当に、確かにのこと」。
意味はまさしくとほぼ同じであり、違いを見つけることは厳しい状況です。
ただ、目上の人や初対面の人に対して使っていくことが多い表現と言えます。
「まさしく」の意味
まさしくとは、間違いなく、確かにのことです。
何らかの事柄について言及する際に使っていきますが、それが真実であり、事実であると本人が思っているときに、強調する意図で使っていくのです。
まさしくという言葉はいろいろな機会で耳にするものであり、口癖のように使っている人も普通にいるはずです。
多くの人が馴染みを感じやすいでしょう。
「まことに」の意味
まことにとは、本当に、確かにのことです。
意味はまさしくとほぼ同じです。
日常会話の中で頻繁に出てくる言葉ではありませんけど、目上の人や初対面の人に対して使うことが多々あります。
したがって、まことにという言葉はかなり丁寧な言い方をしている印象を与えることができます。
でも、まさしくと比べると使用頻度は低いと言えるはずです。
「まさしく」と「まことに」の用法や用例
「この絵画はまさしく私が長年探し求めていたものだ。
見つけるのにかなり苦労したが、ついに自分の目で実物を見ることができた。
本当に感無量の心境だよ。」
「このたびは私の迷子になっていた息子がお世話になり、まことにありがごうございました。
本当になんとお礼を言っていいか分かりませんが、本当に重ねて感謝を申し上げたいと思います。」
まさしくとまことには意味は全く同じ
まさしくとまことはともに確かに、本当にという意味で使っていきます。
したがって、両者は明確な違いがないので、意味で区別をしていくことはかなり難しいでしょう。
ただ、まさしくは日常生活のいろいろなシーンで使っていきますけど、まことには目上の人や初対面の人に対して使うことが多く、かなり丁寧な印象を生む言葉なので、そこは違っています。