珍事は「思いがけない出来事のこと」。

特定の人たちにとって、まさかと思うような思いでかげない出来事に関して使う言葉と言えます。

椿事は「思いがけない重要な出来事のこと」。

思いがけない出来事という意味では、珍事と大して変わらないものの、重要な出来事である必要があるため、それだけ使用できる機会は少ないと評価できます。

「珍事」の意味

珍事とは、思いがけない出来事のことです。

思いがけない出来事であれば何でもいいと言えるため、そういった出来事は日常的に多くが経験している可能性があります。

長い人生の中では、珍事と表現できる光景はかなり多く存在しているかもしれません。

珍しい出来事に対して使う言葉ではあるものの、珍しいとは言えない可能性もあるのです。

「椿事」の意味

椿事とは、思いがけない重要な出来事のことです。

思いがけない出来事であるだけでは足りず、その出来事が当人にとって重要であると言える必要があります。

したがって、珍事よりも椿事の方が珍しいと評価でき、実際に遭遇する可能性は低いと言えるでしょう。

椿事に関しては、珍事と意味は似ているものの、違いがある点を認識しておかないといけません。

「珍事」と「椿事」の用法や用例

「今年のペナントレースは、去年最下位だったチームが優勝しそうな勢いだ。

前評判がかなり悪かったけど、まさかこんな状況になるとはな。

完全に珍事と言えるだろう。」

「俺は模試でずっとE判定しかとれなかった大学に合格した。

まさに思いがけない出来事だったけど、それがその後の人生における自信となったのは間違いない。

今になって振り返ると椿事であったと言えるはずだ。」

珍事と椿事はちゃんと違いがある

珍事と椿事に関しては同じ意味であると考えている人がいるかもしれませんが、ちゃんと違いは存在しています。

したがって、両者は全く同じ意味の言葉ではない点は理解しておきましょう。

珍事と椿事はどちらも滅多に遭遇する機会がない出来事に対して使いますが、椿事の方がより珍しいと言える出来事に対して使っていくのです。

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