「一泡吹かせる」と「一杯食わせる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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一泡吹かせるは「相手の不意を突いて驚かすこと」。

不意を突くというのがポイントで、相手にとって予想していないような行動をとって、慌てさせるという意味があります。

一杯食わせるは「相手を上手く騙すこと」。

何らかの手段を使い、相手を騙す際に使う言葉ですが、ぎゃふんと言わせるという意味もあるので、その点では一泡吹かせるに近いです。

「一泡吹かせる」の意味

一泡吹かせるとは、相手の不意を突いて驚かすことです。

驚かした結果、慌てさせるという状況で使っていく言葉と言えます。

基本的には相手にとって予想外の行動をとることで、そういう状況を実現します。

したがって、最初から相手にとって予想できない部分を考慮し、その計画に沿って行動に移す必要があるので、手間がかかるわけです。

「一杯食わせる」の意味

一杯食わせるとは、相手を上手く騙すことです。

騙すという結果は必要であるものの、ぎゃふんと言わせる側面がありますから、そういうニュアンスでも使える言葉です。

つまり、してやったりといった感覚を覚える際に使うとぴったりと言えます。

そして、一杯食わせるは、一泡吹かせると同じような意味を持っていると言えるでしょう。

「一泡吹かせる」と「一杯食わせる」の用法や用例

「まさか俺がここでバントをするなんて思わなかっただろうな。

相手の守備陣はみんな慌てた感じで対処してた。

その結果エラーが生まれたわけだ。

まさに一泡吹かせることができた感じだよ。」

「詐欺師を一杯食わせることができたら、非常に気持ちいいだろうな。

普段人を騙している側の人間が騙される瞬間をぜひ見てみたいものだ。」

一泡吹かせると一杯食わせるは同じような意味と言える

一泡吹かせると一杯食わせるは細かい意味は違っていますけど、だいたい同じような意味の言葉と言えるでしょう。

要するに相手を陥れるという意味があるわけですから。

したがって、特定のシーンにおいて一泡吹かせると一杯食わせるはどちらを使うべきか悩む可能性が考えられます。

具体的な場面で区別して使うのは難しいかもしれません。

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