「応酬」と「反駁」の違い・意味と使い方・由来や例文

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応酬は「やり返すこと、相手の行為に報いること」。

やられたことに対してやり返すという意味もありますけど、特定の人間から受けた恩恵などに対して報いるという意味も持っています。

反駁は「特定の主張に対して論じ返すこと」。

反駁も結局はやり返すという意味があるので、応酬に似た意味を持った言葉と評価できます。

しかし、あくまでも反論をするという意味で使う言葉となっています。

「応酬」の意味

応酬とは、やり返すこと、相手の行為に報いることです。

複数の意味があるので、両方とも知っておく必要があるでしょう。

応酬に関してはどちらの意味でも使う可能性がありますけど、前者の方がやや有名かもしれません。

ただ、そんなに頻繁に使用する言葉ではないので、日常生活の中で縁を感じる機会は少ないと言えるでしょう。

「反駁」の意味

反駁とは、特定の主張に対して論じ返すことです。

したがって、やり返すといった意味を持っていることになり、その点においては応酬に似た言葉と評価できるはずです。

ただ、反駁に関しては、あくまでも主張に対して反論するといった意味になるため、やり返す場面は限定されます。

どういったケースでも使うことができる言葉ではありません。

「応酬」と「反駁」の用法や用例

「暴動が起きた地域では、人々による暴力の応酬といった状況になっているな。

殴ったら殴り返すといった感じで、そういった状況の繰り返しとも言える。」

「相手の言っていることが明らかにおかしかったため反駁をしたら、相手は一気にうろたえてしまった。

自身でもおかしいことを言っていた状況にさすがに気付いたのではないだろうか。」

応酬と反駁はともにやり返すという意味を持つ言葉

応酬と反駁についてはともにやり返すという意味を持っていると言えます。

その点では共通と言える状況なのです。

しかし、応酬はいろいろな場面でやり返す際に使うことができますけど、反駁はいわゆる論戦をしているときに主に使う言葉なので、多様な場面では使用できません。

そういった面で違いを感じることが可能であると言えます。

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