「悪意」と「敵意」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

悪意は「悪い感情をもって相手と対処こと」。

「嫌悪感」と言い換えると分かりやすい。

敵意は「相手と対決する姿勢を見せること」。

「敵対心」と言うと分かりやすい。

法律的には悪意は善意の対義語ですから、故意・意図的に何かを行うという意味にもなります。

敵意は敵視すること・敵愾心・敵対心などを持つことなどを言います。

「悪意」は悪感情または故意と言うこと

「悪意」は法律用語としては「故意」と言うことです。
単に悪い気持ちではなく、善意の反対として「知っていながら・故意に・意図的」にと言う意味になります。

例えば「原告には悪意に満ちた言動があった」「まったく悪意はなかったのだが・・・」「犯人は悪意を持って被害者を殺害した」「なんだか悪意を感じる」などと使います。

「敵意」は相手を敵と見做すこと

「敵意」は相手をかなり危険な存在として認識するため、気を付けなければならないことです。
「この言葉には敵意を感じる」「敵意を感じるアメリカの北に対する敵視政策」「興奮して敵意むき出しだ」「格闘技は相手に敵意をもってあたることが大事だ」「敵意は敵対心・敵愾心ともいう」「敵意は悪意から生ずる」などと使います。

「悪意」があり「敵意」がある。

「敵意」は余程の遺恨が無ければ生まれるものではありません。

遺恨のために「悪意」が芽生え、「敵意」となったものです。

遺恨が強ければ強いほど、相手を抹殺しようと考えます。

芽生えた「悪意」はますます強くなり、ついには「敵意」となり対決をして相手を殲滅したくなります。

「敵意を抱く」とはそのように強い感情なのです。

「悪意」と「敵意」

「悪意」は悪感情のことですが、法律用語としては「故意」と言う意味になります。

「悪意を持って」とは「分かっていてわざと・故意に」と言うことです。

「敵意」は「悪意」が土台にあってその上に起きる危険な感情です。

例えば「朝鮮戦争の遺恨が双方にあり、アメリカは北に対して敵意を持ち敵視政策を止めようとはしない」などと使います。

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