あの世は「魂のみで作られている世界のこと」。

「霊魂世界」と言い換えると分かりやすい。

この世は「肉体と魂で作られている世界のこと」。

「現実世界」と言うと分かりやすい。

あの世があると仮定するとこの世は魂と肉体であり、あの世は魂だけの世界ということが出来ます。

生き物は死ぬと肉体は滅び、霊魂のみが残るとされています。

「あの世」は魂の住む世界のこと

「あの世」があれば魂の世界です。
仏教などの宗教ではあの世の存在を信じますから、人間は死ぬと魂が残りあの世で一時滞在し、また現実社会に戻るという輪廻転生が言われています。

ですから、死ぬことは喜びであり、現実に戻るのは悲しみと言われるのです。

死ぬことは魂が解放されることで喜ばしいこと、戻ることは再び肉体に縛られて苦しみを味わうので悲しいことと言うのです。

「この世」は現実の世界

「この世」は前世からの引き継がれた世界で、前世の因縁によりすべてのものが生まれたとされます。
「この世」は修行のためにあり苦しみながら過ごす場なのです。

仏教ではそのように諭します。

今自分にある魂は前世から来たもの、つまりその魂にとっては「あの世」から現実社会に戻されたものと言えます。

「あの世」と「この世」を行ったり来たりと言うことです。

「あの世」と「この世」は繋がっている。

「あの世」は死んだあとに行く場所ですが、「この世」との境界がどこかにあるというのです。

人間は死んだ後に、本当に死んだのだと分かるように葬式をしてもらうのだとも言います。

仮に「あの世」があれば魂は安らかな状態を好み、必然的に「この世」で親しかった家族や友人と暮らすと言われています。

仏教の考えは死の恐怖から遠ざけてくれるもののようです。

「あの世」は彼岸、「この世」は此岸と言う

「あの世」はいわゆる彼岸と言い、三途の川の向こう岸のことですから、こちら側は此岸と言い現実社会のことです。

お彼岸はご先祖様の魂が此岸に帰ってくると言われるものですから、迷わないように燈明をかざすのです。

「この世」と「あの世」の境界はきっと三途の川なのでしょう。

渡し賃はなぜか昔から六文と決まっています。

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