ボケは「とぼけたことを言う漫才の一方の役のこと。」
「とぼけ役」と言い換えると分かりやすい。
ツッコミは「とぼけたことを咎める漫才の一方の役のこと」。
「咎め役」と言い換えると分かりやすい。
漫才の面白みはネタの良さとボケ役・ツッコミ役の絶妙な掛け合いです。
二人がボケ、二人がツッコミではちっともおかしくありません。
「ボケ」は漫才の役のこと
「ボケ」は漫才の重要な要素で「ボケ」がないと漫才は成立しません。
とぼけて分かっているのに間違えたことを言うのです。
また、知らないふりをしてみたり言い間違えをしてみたりと「ツッコミ」役がツッコミ易いように誘導します。
あまりにもわざとらしい「ボケ」は場がシラケますから、程よい「ボケ」をかますのが良いのです。
「ツッコミ」も漫才の役のこと
「ツッコミ」役は「ボケ」役が設定したボケ話をうまく咎めて、観客の笑いを誘います。
常に常識的な態度をすることで、観客と同目線になるのです。
観客もツッコミは当然だ、その通りだと納得するのです。
「ボケ」役は馬鹿なやつだ、「ツッコミ」役はまともだと思うのでおかしいのです。
漫才では「ボケ」役の方が難しいのではと感じます。
「ボケ」がいて「ツッコミ」が生きる。
「ボケ」の存在は「ツッコミ」を生かします。
「ボケ」の内容が「ツッコミ」易く、たくさんの笑いを誘えば良いのです。
漫才師が有名になると、なぜか「ツッコミ」役が独立して成功してしまう傾向にあるのはなぜか分かりません。
「ツッコミ」の方が機転を利かせる人が多いからでしょうか。
「ボケ」役の漫才師が独立しているケースはあまり見かけません。
「ボケ」と「ツッコミ」
「ボケ」は漫才の片方がとぼけた内容や勘違いしたこと、言い間違いなどをすることです。
「ツッコミ」はそれを咎めて笑いを誘う役です。
「ボケ」と「ツッコミ」のバランスが絶妙で、掛け合いや間合いが良いと聞いていて面白くなります。
「ボケ」がいて「ツッコミ」が生きるのですが、役としては「ボケ」の方が難しいように感じます。