負け犬は「勝負に負けて惨めな様子に見える人のこと」。
勝負に負けたゆえに、みじめな状況に陥っている人を揶揄する意図で使用される言葉です。
したがって、悪口に該当します。
落伍者は「大勢が歩む人生を送れていない人のこと」。
いわゆる普通の人と比べて劣った面が観察される際に使われる言葉です。
この落伍者も悪口に近い表現です。
「負け犬」の意味
負け犬とは、勝負に負けて惨めな様子に見える人のことです。
勝負に負けた結果、みじめな状況に見える人を揶揄する意味で使いますが、悪口と言える言葉であるため、使用する際には注意しないといけません。
負け犬という言葉は割といろいろなシーンで見られるため、日常生活の中で使う機会もそれなりにある可能性が考えられます。
「落伍者」の意味
落伍者とは、大勢が歩む人生を送れていない人のことです。
常人と比べて能力が劣っていると評価できるシーンで使う言葉です。
負け犬と意味はさほど変わりませんが、ニュアンスとしては普通の人ではない、人並みではないという意味が込められているので、そこで違いがあります。
落伍者は負け犬と比べるとややマイナーな言葉と言えます。
「負け犬」と「落伍者」の用法や用例
「資本主義社会では、競争に負けた者は負け犬として生きていくことになる。
競争に勝った者と比べて、どうしても生活それ自体は悲惨になりやすいんだよな。」
「一般的な人生を送ることができない、レールからはみ出た人間は落伍者という言葉が使われる。
人並み以下の人に対してはそういった厳しい言葉が浴びせられる場合があるんだ。」
負け犬と落伍者は意味はさほど変わらない
負け犬と落伍者に関しては意味はそこまで変わらないと言えるでしょう。
したがって、区別をするのは難しい場合もあります。
しかし、負け犬と落伍者では、前者の方がメジャーであるため、こちらがよく使われやすいです。
だから、同じような意味の言葉ではありますけど、日常生活の中で見聞きする頻度に違いがあると言えるのです。