「宿敵」と「天敵」の違い・意味と使い方・由来や例文

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宿敵は「良きライバル関係にある相手のこと」。

「好敵手」と言い換えると分かりやすい。

天敵は「いつも負けてばかりいる相手のこと」。

「苦手」と言いかえると分かり易い。

ある程度強くなるとそのクラスに自分と同じような強さの「宿敵」がいるものです。

また、「天敵」は自然界にいる自分を捕食する相手のことを言います。

「宿敵」はライバルのこと
「宿敵」はスポーツなどでのライバルのことで、力が同じ程度である相手を言います。

「宿」は「かねてからの」「宿命」などの意味があり、「宿敵」は長い間ライバル関係にあることになります。

例えば「全国大会で宿敵の相手と決勝で対戦した」「対戦出来ると思っていた宿敵の選手は早々と予選で姿を消した」などと使います。

「天敵」は捕食する相手のこと
「天敵」は自然界の動物にとり、捕食される相手のことで非常に恐れます。

どのような動物にも「天敵」は存在するのですが食物連鎖の頂点には人間が君臨しているのです。

転じて、自分にとり苦手意識のある選手や人間関係で打ち解けることが出来ない相手などを指す言葉になりました。

例えば「いつも負けている相手は天敵ともいえる苦手な選手だ」と使います。

「宿敵」も「天敵」も嫌な相手
「宿敵」になる相手も「天敵」の相手も自分には強敵な訳で嫌なものです。

勝負の世界では「宿敵」は勝つこともあれば負けることもあり、均衡した成績のことが多いのですが、負けが込んだ相手にはどうしても苦手意識があり「天敵」となるのです。

相手から見ると捕食できる、つまり勝てる相手と映るのです。

一般的にもよく天敵のような人だということがあります。

「宿敵」と「天敵」

「宿敵」は長年のライバルのこと、「天敵」は苦手な相手で負けが込むことが多いのです。

「宿敵」はいた方が強くなりますが、「天敵」のような存在はいない方がありがたいのです。

本来の意味で「天敵」は自然界の食物連鎖に関わる捕食者のことですから、捕食される方にとってはどのように身を守るのかが死活問題となります。

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