「邪念」と「煩悩」の違い・意味と使い方・由来や例文

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邪念は「よくない思いのこと、みだらな情念のこと」。

端的に言えば、心や頭の中に浮かぶ邪な考えや想像のことです。

基本的にはマイナスの意味を持った言葉と言え、悪い意味で使用されることになります。

煩悩は「心身にまとわりつく欲望のこと」。

欲望全般のことを煩悩と呼ぶこともありますけど、基本的には本人にとって快く思えない欲望という意味がある言葉です。

「邪念」の意味

邪念とは、よくない思いのこと、みだらの情念のことです。

心や頭の中に浮かぶ邪な考えや想像を指しており、マイナスイメージがあるようなものを対象にすることが多いです。

こういったものは無意識のうちに浮かんできてしまうことがあるため、完全に消し去ることは不可能でしょう。

人間であれば、邪念は当然と言える状況です。

「煩悩」の意味

煩悩とは、心身にまとわりつく欲望のことです。

何らかの欲望は人間であれば、少なからず抱いてしまうでしょうから、煩悩に関しても消し去ることは現実的ではありません。

煩悩があってこその人間という言い方もできるでしょう。

邪念との違いは非常に微妙ですが、邪念はマイナス要素がある思い全般に使えますけど、煩悩はマイナス要素がある欲望のみに使うという点が違いになると言えるはずです。

「邪念」と「煩悩」の用法や用例

「時々邪念が頭の中に浮かんでしまって、なかなか勉強に集中できない。

できればこういった部分は消し去りたいのだが、どうしても上手くいかないよな。」

「俺の頭の中にはよく煩悩が浮かんでくるんだよな。

こういったものは無意識のうちに現れるから、コントロールできないのがきつい。

できればもっと仕事に集中したいんだが。」

邪念と煩悩はほとんど同じ意味の言葉

邪念はよくないことの思いで、煩悩は心身にまとわりつく欲望です。

煩悩に関しては、どちらかと言えばマイナスの欲望のことを指す言葉として使われやすいので、邪念と煩悩は同じような意味の言葉と言えます。

ただ、邪念と煩悩については、どちらも日常生活の中で頻繁に使う言葉とは言えないでしょう。

そこまで見聞きする言葉とは評価できません。

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