防犯カメラは「犯罪を防止する目的で設置されるカメラのこと」。
ある程度目立つような場所に設置し、カメラが存在していることが多くの人たちに認識されやすい状況を作ります。
監視カメラは「特定の状況を後から詳細に知るために設置されるカメラのこと」。
収録されている映像を見ながら、検証などを行うときに有益な存在になります。
「防犯カメラ」の意味
防犯カメラとは、犯罪を防止する目的で設置されるカメラのことです。
カメラが設置されていることを周囲に知らせて、抑止力として機能させる意図があります。
もちろんカメラとしての機能もありますが、防犯カメラの場合にはそれが設置されていること自体に意味があり、カメラがあることで犯罪を防止するという役割が特に期待されているのです。
「監視カメラ」の意味
監視カメラとは、特定の状況を後から詳細に知るために設置されるカメラのことです。
あらかじめ何らかの映像を記録しておいて、必要に応じてその映像を再生し、チェックするために使います。
したがって、映像を再生する必要性がなければ、特に役に立たない存在です。
人が多く通るような場所に設置されることが多いので、至るところにあるでしょう。
「防犯カメラ」と監視カメラ」の用法や用例
「防犯カメラを複数台設置したら、うちのお店では万引きが減少したんだよ。
やっぱりカメラがあるという状況が抑止力になっているのだろうか。」
「街中に監視カメラを設置しておくといろいろな機会で役に立つ。
ただ、どういった機会で役に立つかはケースバイケースだから、どういう役の立ち方をするかは事前には予測できないけどね。」
防犯カメラと監視カメラは目的が異なる
防犯カメラと監視カメラに関しては状況は同じように見えますけど、目的に違いがあります。
防犯カメラは犯罪の防止が目的であり、監視カメラは後で映像を再生するときのために撮っておくという目的になっています。
したがって、何のために設置しているかという部分で違いがありますから、そこに関して理解しておくと良いでしょう。
