「露見」と「露呈」の違い・意味と使い方・由来や例文

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露見は「秘密などが明らかになること、ばれること」。

隠されていたものが明らかになってしまい、多くが知ってしまう状況になった際に使うことが多いと言えるでしょう。

露呈は「隠れていた事柄が誰もが認識できるような状況になること」。

意味に関しては露見とほぼ変わらないように見えますが、露呈はいろいろなシーンで使うことが可能です。

「露見」の意味

露見とは、秘密などが明らかになること、ばれることです。

隠されていた秘密などが明らかになり、多くが知ってしまうようなシーンで使うと言えます。

したがって、基本的には露見は秘密などを対象にすることが多く、意図して隠していた事実が明かされてしまったような場面で使用すると言えます。

そこが露見という言葉の特徴です。

「露呈」の意味

露呈とは、隠れていた事実が誰もが認識できる状況になることです。

元々は多くが知ることができない状況だったのに、何らかの理由により、それが明らかになった、多くが認識できるような状況になった際に使うと言えます。

秘密などに関しても使用できますけど、意図しないで隠れていたものにも使えるので、露呈の方が使用場面は多いでしょう。

「露見」と「露呈」の用法や用例

「これは俺とお前だけの秘密にするつもりだが、偶然にも露見してしまい、多くの人たちが知る結果となってしまった。

これは非常にマズイことになりそうだ。」

「科学が発達すると、今まで人類に知られていなかった事実が認識できるようになる。

いろいろな事実が露呈することになるんだ。

地球上にはまだまだ私たちが知らない不思議なことが眠っているのだろう。」

露見と露呈の差は微妙なもの

露見と露呈に関しては言葉がまず似ていますし、意味もかなり似ています。

したがって、区別をするのは容易ではありません。

ただ、露見は意図して隠していた秘密などが明らかになってしまうことで、露呈は隠れていたものが認識できる状況になることなので、そこに違いがあります。

露呈の方が使用できる場面は多くあると言えるでしょう。

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