伸ばすは「空間的な広がりを増す、サイズを大きくすること」。
例えば、手を伸ばすなどの状況が存在し、そのときには伸ばす前と比べて身体全体が大きく見えると言えます。
延ばすは「時間を長くする、日程などを後にずらすこと」。
時間にかかわる状況において使う言葉と言え、延ばすはそういったシーンでのみ使える言葉なのです。
「伸ばす」の意味
伸ばすとは、空間的な広がりを増す、サイズを大きくすることです。
つまり、伸ばす前と比べて見た目に明らかな変化が起きているときに使うのです。
例えば、手を伸ばす行為をすれば、明らかに見た目において違いが生じているのが確認できます。
そういった状況において使うので、伸ばすという言葉の意味に関しては割と理解がしやすいでしょう。
「延ばす」の意味
延ばすとは、時間を長くする、日程などを後にずらすという意味です。
延ばすに関しては、時間に関係するシーンで使うと言えます。
したがって、見た目の変化は起きていません。
時間的な変化を感じられるシーンで使うのです。
ただ、時間を延ばすようなシーンは数多くあるでしょうから、延ばすを使用するケースは割と確認されると言えます。
「伸ばす」と「延ばす」の用法や用例
「ずっと正座をしていたから疲れたけど、足を伸ばす動きをしたら大分楽になったな。
普段から正座をしていないと、どうしてもしびれてしまうんだよね。」
「今回の仕事だけど、どうも当初の締め切りまでに間に合わない気がする。
したがって、締め切りの時間を延ばす方向で調整してもらってほしい。
そうしないとマズイ状況だから。」
伸ばすと延ばすはどちらもよく使う表現
伸ばすと延ばすはそれぞれ意味が異なっていますけど、区別自体は難しくありません。
したがって、使い分けに関して困ることはないでしょう。
そして、伸ばすと延ばすは両方ともそれなりに使います。
だから、ともに頭に入れておく必要があります。
日常生活の中で無意識に使用している可能性が高いので、多くの人たちにとって馴染みがある言葉です。