「突破」と「打開」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

突破は「困難と思われる究極の事態を解決すること」。

「打破」と言い換えると分かりやすい。

打開は「膠着した行き詰まりの状態を切り開くこと」。

「改善」と言い換えると分かりやすい。

突破は究極の困難状態を、思考を駆使し解決方法に導くことです。

打開は意見などが対立している状態を、妥協案などを提示して解決に導くことです。

「突破」は突き破ること

「突破」は文字通り「突き破る」ですから、何かを壊してその先に進むことです。
転じて、物事の究極の困難状態を打破することになりました。

例えば「この壁を突破しなければ外へは脱出出来ない」「突破口はあすこだ」「危険な状態を突破するには発想の転換が必要だ」「受験戦争を突破して志望校に合格した」などと使います。

「打開」は打ち開くこと

「打開」は何かを打ち開くことですから「突破」よりは穏やかな言葉です。
物事の膠着状態を緩和・改善することで、意見などが対立している場合には双方が受け入れられる妥協案を作り、提示することで事態を改善するものです。

またはどうしてもダメな場合は強硬突破策に出て、事態を変えることもします。

政治の世界では力関係で押し切ることがあるのです。

「突破」「打開」は事態を変えること

「突破」は「強硬突破」「強引に突破する」「突破策」「突破口」などの言葉がありますが、力で行動するイメージがあります。
また、そうでなくともかなりの発想の転換で秘策を考えて事態を解決することを言います。

一方、「打開」は妥協することで膠着状態を解決に導きくと言う温和策と、力関係で解決する強硬策が考えられます。

「突破」と「打開」の違い。

「突破」は「突き破ること」転じて「窮地を切り抜けること」です。

「打開」は「打ち開くこと」転じて「膠着状態を解消すること」です。

これらの言葉は「窮地」「膠着状態」と言う壁があり、壁を乗り越えるために、「突破」は「秘策・発想の転換」が必要で、「打開」は「妥協案」が必要となります。

これにより現状打破が可能になるのです。

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