国産は「自国で生産されたもののこと」。
生産された場所が自国であるという点が重要ですが、その生産に関して使われている材料などは自国のものとは限りません。
国内産は「自国で生産されたもののこと」。
意味としては国産とほぼ変わりませんが、その生産に関して使われている材料などに関しても自国で揃えているときに使うことが多いです。
「国産」の意味
国産とは、自国で生産されたものを指しています。
ただ、生産された国が自国であるというだけで、生産に必要なものをすべて自国で揃えているとは限りません。
国外のものを使いながら生産しているときにも使われる言葉と言えます。
したがって、国産という言葉の定義は生産それ自体が自国で行われているという部分になるのです。
「国内産」の意味
国内産とは、自国で生産されたものに対して使われるので、その意味では国産と大差ありません。
ただ、生産をするにあたって使われる材料などに関しても国内のものを使っている場合に特に使われる用語であるため、国産よりも国内産の方がより定義が厳しいと評価できます。
実際に国内産を使えるケースはかなり限られると言えるでしょう。
「国産」と「国内産」の用法や用例
「国産のものを見るとなんとなく親近感がわいてくるよな。
外国産のものも悪くはないけど、どうしても自国で生産されたものの方が親しみを感じてしまうんだ。」
「国内産の製品は材料なども国内で作られたものが使われている場合がある。
だから、何から何までもが国内ものと言え、そういう意味では相当なレベルで親近感を得ることができるな。」
国産と国内産の違いはわずか
国産と国内産に関しては違いは一応あるものの、それは微々たるものです。
両方とも自国で生産されたものですから、その点で言えば違いはありません。
しかし、厳密に言えば、国内産は生産にかかわる材料なども含めてすべて自国のものが使われているので、材料などは外国のものでも構わない国産とは、その点で意味が違う言葉と言えるのです。