伏線は「物語などの中に存在する、後の展開のヒントとなる要素のこと」。
あらかじめ作り手が物語の中に含ませることにより、その物語がより面白く感じられるようになっています。
そのための仕掛けです。
フラグは「物語などの中に存在する特定の出来事やセリフなどが、その後の展開の予兆になっているのではないかという予測のこと」。
あくまでも物語の読み手や視聴者などが独自に考えたことであり、実際作り手がそのような意図を持って入れたものとは限りません。
「伏線」の意味
伏線とは、物語などの中に存在する、後の展開のヒントとなる要素のことです。
後から振り返ると納得できるようなヒントを指しており、読み手や視聴者にとっては後の展開を考えるうえで役立つ存在と言えます。
基本的に伏線は作り手が意図的に物語の中に入れるものですから、伏線はあくまでも作り手によって存在していると言えるでしょう。
「フラグ」とは、
フラグとは、物語などの中に登場する特定の出来事やセリフなどが、その後の展開の予兆になっているとする予測のことです。
特定の出来事やセリフが何らかの意味深な状況に感じられた場合、それはその後の展開の予兆であると、読み手や視聴者が勝手に考える場合があります。
その予測をフラグと呼んでいるので、フラグはあくまでも読み手や視聴者が捉えるものです。
「伏線」と「フラグ」の用法や用例
「このドラマは伏線がかなり効果的に機能していて面白かったな。
作り手側の高い才能が発揮されたんだと思う。
後から振り返ると、本当によくできた作品だよ。」
「アニメとかで、『今まで1度もない』みたいなセリフがあると、これからそれが起きるんじゃないかというフラグに感じるんだよな。
実際そうなるケースは過去に割とあったんだけど。」
伏線とフラグは物語の重要な要素
伏線とフラグに関しては、ともに物語の中に存在している重要な要素と言えます。
物語を面白くする存在と評価できるはずです。
ただ、伏線は作り手側が意図的に入れるものですけど、フラグはその物語を読んでいる側、見ている側が勝手に捉えるものであり、作り手の意思は関係ありません。
そこで区別をする必要があると言えます。