来年は「今年を基準にしたときの次の年のこと」。
つまり、今年の次の年という感じで、定義それ自体は割と明確と言えるでしょう。
翌年は「ある年を基準にしたときの次の年のこと」。
今年を基準にした場合には来年と同じになりますけど、過去の年を基準にすることもできますし、その場合には翌年それ自体が過去になることもあります。
「来年」の意味
来年とは、今年を基準にしたときの次の年のことです。
基本的には今年以外を基準にすることはできず、今自分が生きている年の次の年そのものを指しています。
だから、来年という言葉に関しては、定義はかなり明確と言え、ケースバイケースで捉え方が異なるということがありえず、誰もが同じように認識する言葉となっているのです。
「翌年」の意味
翌年とは、ある年を基準にした場合の次の年のことです。
今年を基準にした場合には来年と同じ意味になるものの、過去を基準にしたり、未来を基準にすることも可能です。
したがって、翌年という言葉が指し示すものが過去、未来になることもありえるため、翌年に関してはケースバイケースで捉え方がかなり変わると言えるはずです。
「来年」と「翌年」の用法や用例
「今年も良い年だったと思うが、来年はさらに良い年であってほしいな。
次の年がどんな感じになるのか、今から楽しみに感じているんだ。」
「今から10年前に私は大学に入学したんだけど、その翌年に初めて恋人ができたんだ。
生まれて初めての恋人だから、非常に印象に残っているし、今でも忘れられない存在と言えるだろうね。」
来年と比べて翌年はややこしい側面がある
来年は今年の次の年ということで、基本的には難しいところはなく、すぐに理解することができる言葉です。
しかし、翌年に関しては基準次第で具体的にいつのことを指すのかが変わるため、ケースバイケースで状況が全く違うことがあります。
そのため、どうしてもややこしい側面があるのです。
翌年は具体的にいつを表しているのかをその都度正しく判断する必要があります。