有機は「生命観が感じられること」。

「生命体」「動物」「植物」と言い換えると分かりやすいです。

無機は「生命観が感じられないこと」。

「鉱物」「空気」[水」と言い換えると分かりやすいです。

「有機」は「有機物」「有機質」などと使い、「無機」は「無機物」「無機質」などと使いますが内容は同じような意味があります。

「有機」は炭素を持つ動物や植物のことです

「有機」「有機物」「有機質」と言われているものは炭素原子が基本にある生命観の感じられるもので私達人間や動物、植物など自然界に存在する多くの炭化化合物のことを言います。

これらは炭素原子を持つために燃やすと炭になる点が共通しています。

なお、例外として一酸化炭素、二酸化炭素、炭酸カルシウムなど無機物に分類される炭素化合物があります。

「無機」は有機でない物質のことです

「無機」は生命観が感じられないもので自然にあるものの内、有機でないものを言います。

具体的には「鉱物」と言われているもので炭素原子を含まないものになります。

そのほか空気、水、金属、塩、気体などが良い例です。

炭素原子を含まない化合物を言いますが、例外としてダイヤモンドは炭素原子の塊ですがCOや CO2と同様に無機質に分類されています。

生命体は有機物ですが食べ物の有機物と無機物である水や空気を取り込んでいます

私達人間を含むすべての生命体は有機物ですが、生きるためには有機物の他に無機物である空気や水が必要です。

食物は有機物ですが、無機物は例えば、水素原子と酸素原子の化合物である水や、窒素原子がほとんどで少量の酸素原子や二炭化酸素などを含んでいます空気は無機物で、私達は有機物でありながら、無機物を必要としているのです。

「有機」は生命感のある炭素原子を持つもので「無機」は無いものです

「有機」は生命体と同じ意味で使われ、「有機物」「有機質」などとも言い、動物のフンから作られる「有機肥料」やそれを使う「有機栽培」などとも使われます。

「無機」は「無機物「無機質」と使い、例外を除き炭素原子を含まない化合物のことです。

「あの人は感情を表さないので無機質な感じがします」と人の印象に使われることもあります。

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