清潔は「綺麗にして汚れなどの無い状態や道徳的に優れていること」。
「身ぎれい」「清廉」「公明正大」と言い換えると分かりやすいです。
衛生は「清潔な状態を保つこと」。
「保健」と言い換えると分かりやすいです。
清潔は汚れなどの付着していないことで不潔の対義語です。
衛生はその清潔な状態を維持することや環境を清潔に保つことです。
清潔は綺麗にすることです
清潔は「清く潔い」ことですから、環境や物を綺麗にすることが一義的な意味ですが、人については清く潔い意味から身辺がきれいで、指摘されるようなやましいことがないことです。
真面目で良心的、公明正大、清廉な人のことを言います。
「トイレはいつも清潔に保ちましょう」「清潔さが感じられる候補者」などと使われます。
衛生は清潔さを保つことです
衛生は清潔さを守ることですが「衛」は守るという意味になります。
環境を清潔に保持したり、伝染病が発生、伝播しないように注意したりします。
学校の「衛生室」や「大衆衛生」など、清潔さを維持しなければならない環境に対して使われます。
学校では生徒が怪我をしたり、具合が悪く成ったりしたときに必要な部署になりますし、公共の施設では厚生労働省の管轄で国民の健康維持を図っています。
トイレを綺麗に保つことは清潔にすると言い、人を清潔に保つことは衛生と言います
物や環境を掃除して汚れなどを除去して綺麗にすることを「清潔にする」と言いますが、人物が真面目で公明正大な人間性があれば「清潔な人」との評価を受けます。
衛生は清潔さを維持することですが、学校であったり企業であったりしますし、病院や上下水道や伝染病予防など衛生に関する公共組織では不具合が起き不潔にならないように管理、維持しています。
清潔は綺麗にすることで衛生は綺麗な状態を維持することです
「清潔」は清く潔い意味から、掃除をしてホコリや汚れなど除去することと、人間性が清廉な人物のことも意味しています。
不潔であることの正反対の意味ですから、不潔なことを考えると分かり易いでしょう。
「衛生」は清潔さを維持して環境や人を不潔さ、病気などから守ることになります。
水道や下水の管理、インフルエンザや伝染病などから国民守ることも大切なことです。