「除外」と「例外」の違い・意味と使い方・使い分け

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除外は「多くあるものの中からあるものを取り去ること」。

除外をすることで、多くあるものの中からいくつかが消えることになります。

ただ、これは物理的に消えることだけを捉えているわけではありません。

例外は「あるまとまりの中から、特定の規則に従っていないものを取り去ること」。

除外をする際の1つのやり方が例外と言えるのです。

「除外」の意味

除外とは、多くあるものの中から特定のものを取り去ること。

物理的に取り去ることもありますけど、特定のものだけ扱いを変えるという意味で除外という言葉を使うことがあります。

除外されるものは悪いものであるとは限りませんが、悪いものであるという理由で除外されるということは、現実的には普通に起きることと言えます。

「例外」の意味

例外とは、あるまとまりの中で特定の規則に沿わないものを取り去ることです。

多くあるものの中で、特定の規則を当てはめたときに、それに当てはまらないものが例外という扱いになります。

例外というのは、基本的に少数派に属するものであり、多くあるものの中で少数のみが法則に当てはまらないようなときに使う言葉と言えるのです。

「除外」と「例外」の用法や用例

「日本における国政選挙の選挙権は日本に住んでいる人の中でも日本国籍を持つもののみであり、基本的に外国人には選挙権の除外対象となっている。

このことはたびたび問題になることがあるが。」

「この薬を使うことでの副作用はない。

今までそういった人が出たことはない。

しかし、もちろん例外も考えられるから、過去の法則に当てはまらない人間が出てくることも想定しておくべきだ。」

例外は除外の1つのやり方

例外というのは、除外というものの中の1つのやり方です。

除外は多くあるものの中ら、特定のものを取り去ることです。

ただ、取り去るときの基準は特に問われません。

その基準に関して、特定の法則に当てはまっているか?否か?で判断するのが例外になります。

除外の中に例外があると言え、この2つの言葉はそういう関係性なのです。

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