意向は「特定の人間がしようとしていること、したいと思っていること」。
いわゆる思惑という言葉で表現することができます。
動向は「特定の個人や集団がしようとしていることなどの気配のこと」。
何をしようとしているのか?に関して、なんとなく伝わってくるような部分に関して使いますが、集団にも使えるというのがポイントです。
「意向」の意味
意向とは、特定の人間が何をしようとしているのか?何をしたがっているのか?に関する思惑のことです。
基本的には個人に使うことが多いです。
意向という言葉に関しては、その人が何を考えているのか?が分かるような状況で使うことが多いです。
したがって、そういった部分がよく分からない、断定できないときには使わない方がいいです。
「動向」の意味
動向とは、個人や集団などが何をしようとしているのか?したがっているのか?に関する気配のことです。
意向という言葉にかなり似ていると言えますけど、意向は基本的に個人に対して使いますが、動向は集団に対しても使うことができます。
したがって、動向の方がより広い範囲で使用することができると言えるので、そこは覚えておきましょう。
「意向」と「動向」に用法や用例
「あの選手はFA宣言をする意向みたいだな。
移籍するのは濃厚に見えるけど、問題はどのチームに移籍するか?だ。
手をあげる球団は多くあると思われるけど、どこに行くのだろう?」
「あのチームの動向をチェックしているけど、来年に向けてこれといった補強をする気はなさそうに見えるね。
現状の戦力でなんとかしていこうとする気なんじゃないか?」
意向と動向は使える対象の違いが大きい
意向と動向というのは意味としてはかなり近いものではありますが、意向が個人に対して使う言葉であるのに対して、動向というのは個人にも集団にも使うことができるという特徴を持っています。
したがって、そういったところが意向と動向という言葉を見分けるポイントになりますし、両者を使い分けるときのポイントになるでしょう。