「特に心配する必要がないことに関して不安を覚えること」という意味があり、単に心配をする、不安に思うというだけでは足りないのです。
不安に思う必要がないようなことに関して心配をしている状況に対して杞憂という言葉を使うので、不安や心配な気持ちを感じているというだけでは条件としては不十分なので、そこは頭に入れておく必要があります。
「杞憂」の意味
杞憂というのは、心配する必要がないことに対して不安などの気持ちを感じてしまうことです。
心配する必要がないということは、後から判明することもありますから、杞憂な状況にあったとしても、時間が経過しないと、それが杞憂であったことが分からないということがあります。
そういった点は使用上の注意点と言えるので、覚えておきましょう。
「杞憂」の使い方
杞憂という言葉は、杞憂に終わるという言い方をすることが多いです。
これは心配しなくても良いようなことを不安に感じていたことを後から知ったときに使うのです。
自分が心配していたことは大したことではなかった、結果的に何も起きなかったというケースでは、杞憂に終わるという言い方でその状況を表現するということです。
「杞憂」の例文
「私は滑り止めの大学に落ちているんじゃないか?と思っていたのです。
滑り止めだからまず受かるだろうとは思っていましたけど、受験は何が起きるか?分かりませんから、そういったことを考えるとどうしても不安な気持ちが浮かんできてしまいました。
ただ、結果的に受かっていたので、完全に杞憂に終わったということだったと思います。」
杞憂は無用な心配事に使う
杞憂というのは無用な心配事に使う言葉で、結果的に心配する必要がなかったのに、不安を覚えていた状況があったときに杞憂に終わる、杞憂に終わったといった表現を使います。
したがって、どちらかと言えば結果が出てから初めて使うことができるような側面もあるのです。
杞憂はそういった点に注意しながら使っていきましょう。