「2つ以上の要素が合わさることにより、それぞれが単体で発揮できる以上の効果を発揮することができること」という意味で、それぞれ単体では大した効果は発揮できないが、合わさることで、ものすごい効果を発揮するという状況を示しています。
これはモノにおいても使えますけど、人においても使える概念であり、いろいろなシーンで見られるはずです。
「相乗効果」の意味
相乗効果というのは、2つ以上の要素が合わさることで、それぞれが単体のときに発揮する効果以上の効果を発揮する状況ですけど、こういったものは無意識のうちに私たちが日常生活の中で広く経験しているものです。
実際に相乗効果が起きているということは私たちの身の回りで多々あるものの、それに気付いていない、それがむしろ当たり前の光景として認識してしまっているということがあるのです。
「相乗効果」の使い方
相乗効果という言葉は複数の要素が合わさることで、それぞれの単体のときの効果を越える効果をもたらす状況のことですが、身近なところで言えば料理などは理解しやすいはずです。
世の中にはいろいろな料理がありますが、食材を単体で食べたときよりもいろいろな食材、調味料などを合わせて特定の料理を作ったときの方が明らかに美味しいと感じられることがあるはずです。
これも相乗効果の例であり、こういったときに使うことができます。
「相乗効果」の例文
「あの選手って、今のコーチと練習するようになってから、タイムが一気に伸びたんですよね。
選手の方は今まで明らかに注目されていませんでしたけど、コーチの方も現役時代すごい選手だったというわけではないです。
教え方のノウハウがすごいのか?相性がいいのか?2人が組んでから、結果がみるみるうちに出るようになったんですよ。
これが相乗効果なのでしょうか?」
相乗効果は至るところで見られるもの
相乗効果というのは、世の中のいろいろな場面で見ることができます。
しかし、たいていはそれが相乗効果によるものであるという認識になっていません。
相乗効果によって発生している状況こそが当たり前になっているからです。
だから、世の中には相乗効果というのはもはや当たり前に存在しているものの、それを相乗効果によるものとみなすことができる人は少ないのです。