「今まで注目されていなかったものが注目されるようになる」、「今まで大して評価されていなかったものが評価されるようになる」という意味で、時間の経過によって特定の対象に関する注目度や評価が一変する状況を表しています。
人物や作品など、対象となるものはいろいろなものが考えられます。
努力が報われたような状況とも言えます。
「日の目を見る」の意味
日の目を見るというのは、今まで注目されていなかったものが注目されるようになったとか、評価されていなかったものが評価されるようになったという意味です。
したがって、長年の苦労などが報われるようになったという結果を意味しています。
何かをきっかけにして、そういったことが起きることは実際にありますが、実際にこの言葉を肯定の意味で使うシーンは滅多にあるものではないでしょう。
「日の目を見る」の使い方
日の目を見るという言葉は、今まで努力などをしてきたのに自分自身や自分の残した実績などが注目されない、評価されない状況が続いていたが、何かをきっかけにその状況が一変したときに使います。
逆に注目されない、評価されない状況のときには、日の目を見ることがないといった言い方をする場合もあるので、否定形で使うこともできる言葉です。
「日の目を見る」の例文
「私は長く画家を続けてきたが、作品自体が世間に注目されたり、評価されることは全くなかったと言えます。
ただ、ある有名なインフルエンサーが私の作品をネット上で紹介してくれたことで、一気に私の作品への注目が集まったのです。
ようやく私の作品が日の目を見ることになり、非常に嬉しい気持ちでいっぱいであると言えます。」
実際に日の目を見る状況は稀である
日の目を見るという状況は現実ではありえるものの、注目されない、評価されないものはずっとそのままであるということも珍しくないです。
したがって、日の目を見るという言い方でこの言葉を実際に使う機会は多くはないでしょう。
そういう意味では、日の目を見ることがないといった感じで、否定形で使用することは割とあるかもしれないのです。